イヤイヤ期の子どもも怖くない!魔法の対処法4選
こんにちは、現役保育士のMaoです。
「魔の2歳児」という言葉を聞いたことが
あると思います。
1~2歳頃の子どもの多くにイヤイヤ期
というものがあり、
「食べたくない」「寝たくない」など
何でも嫌がるイヤイヤ期。
そんな子どもが目の前にいたら、
どのように対処すれば良いか分からないですよね。
2歳児クラスの担任をしている私も、
イヤイヤ期の子どもの上手な関わり方が
分からず、悩んだことがありました。
上手な対処法をしないと、
さらにイヤイヤが加速し、
癇癪を起されたり、自分自身が疲れて
しまったりします。
今回ご紹介する魔法の対処法を実践すれば、
イヤイヤ期の子どもと上手に関わることが
でき、子どもも、自分自身も楽しく
保育することができます。
また、子どもの成長のためにも適切な
かかわりをすることが大切です。
まず、イヤイヤが起きる理由について3つお話します。
➀自分でしたいことが思うようにできない
2歳前後になると自我が発達し、
何でも自分でやりたい気持ちが強くなります。
また、何でも思い通りにしたい気持ちも
芽生えます。
ですが、思ったようにできなかったり、
思い通りにならなかったり
することも珍しくありません。
そのような時に、うまくいかないことへの
イライラや不安が、
「イヤイヤ」という言動に繋がります。
②物と人へのこだわり
物と人へのこだわりが非常に強くなり、
「○○先生じゃないと嫌だ」
「赤色の電車が良い」
と一つのものにこだわって自己主張をすることがあります。
③なんでもイヤイヤ言いたい
特に理由がなくてもとにかくイヤイヤ言いたい。
悪いと分かっていてもわざとイヤイヤ言って、
大人の気を引こうとすることも一つの理由です。
イヤイヤが起きる3つの理由についてお話ししました。
ここからは、イヤイヤ期の子どもの
魔法の対処法をお話します。
イヤイヤ期の子どもにも、一人ひとり個性があります。
そのため、
一人ひとりときちんと向き合うこと
が大切です。
では、具体的な対処法について
4つ紹介していきます。
➀否定せず、受け止める
子どもが「○○したい」と言ってきた時は、
できるできないにかかわらず
まず「いいよ」と気持ちを受け止めることが
非常に大切です。
すると子どもは、自分の主張を受け止めてもらえたと安心します。
「ダメ」といった拒絶を使うのは
絶対にいけません。
もし希望を叶えてあげられない時は、
「そうだよね」と受け止めた後に
できない理由を説明しましょう。
「そうだよね」は魔法のキーワードです。
その際は、
「今は寝る時間だから起きたらしようね」
などと代替え案や見通しを伝えることが重要です。
②さりげなくサポートする
「ボタンを自分で留めたい」
「自分で靴を履きたい」
など自分でやりたい気持ちが強いけれど
自分だけではまだ難しい子どもに対しては、
さりげなくサポートすると良いです。
子どもに気付かれないよう少し手伝って、
自分でできた!という経験ができると、
子どもに達成感や自己肯定感が芽生えます。
③見守る
何に対しても「イヤ」という子どもに対しては
見守るということもおすすめです。
むやみに関わろうとせず、優しく見守って
待つことでイヤイヤを出し切り、
自分で落ち着きを取り戻していきます。
④他のもので気持ちを切り替える
気持ちを切り替える機会を与えてあげることも大切です。
他のものに興味を逸らしてみることで、
子どもの気持ちがリセットされえることもあります。
まとめ
イヤイヤ期の子どもへの対処法についてお話しました。
イヤイヤが起きる理由は
➀自分でしたいことが思うようにできない
②物と人へのこだわり
③なんでもイヤイヤ言いたい
の3つでした。
イヤイヤ期の子どもに対しては
一人ひとりときちんと向き合うことが重要で、
魔法の対処法は、
➀否定せず、受け止める
②さりげなくサポートする
③見守る
④他のもので気持ちを切り替える
の4つでした。
イヤイヤ期は、子どもと向き合うことで、
その子に合った接し方を見つけてあげること
が大切です。
そうすることで、保育者自身
楽しく保育をすることができ
子どもの成長にも繋がります。
イヤイヤ期の子どもと関わる時にはまず、
「そうだよね~」と気持ちを受け止めて
あげましょう。
自分の主張を受け止めてくれた
と子どもが感じることが
何よりも大切なことです。