乳児と思いが通じ合うための魔法の話し方
こんにちは、現役保育士のMaoです。
「乳児にどんな声掛けをすれば理解してくれるだろう?」
と悩んだことはありませんか。
乳児との関わりは幼児よりも難しいことが多いですよね。
その理由の一つとして、幼児よりも「会話が成り立たない」
ことが挙げられます。
私は、現在保育園で2歳児クラスの担任をしており、
子どもに「どうやったら自分の思いが伝わるのだろう」と
悩んだことがありました。
そして先輩保育士の関わり方を見て学んだり、日々子どもと
関わる中で、乳児に伝わりやすい話し方を見つけました。
今回お話しする話し方をすれば、乳児と意思疎通が図れ、
自分の思いを分かりやすく伝えることができ、
子ども達の成長にも繋がります。
まず、乳児に伝わりやすい話し方をするためには、
子どもの立場にたって、分かりやすい言葉は何かを考えてみる
ことが大切です。
ではここから、具体的に1、2歳の乳児に伝わりやすい、
魔法の話し方を7つ紹介していきます。
➀気持ちを受け止める
乳児にとって気持ちを受け止めてもらえることはとても大切です。
仮にその子どもがいけない事をした時であっても、
叱る前に「○○が嫌だったんだよね」「○○がしたかったんだね」
と気持ちを受け止めてあげる言葉がけをすることが必要です。
②自分の思いを伝える
保育者の気持ちを「私は○○がしたいの」と私を主にして
話すと気持ちが伝わりやすくなります。
③物の気持ちを代弁する
「○○さん(物の名前)は○○だって」と物の気持ちを代弁することで
子どもは物の気持ちを考えて、物を大切にして行動できるようになります。
④選ばせる
「○○と△△は、どちらがいい?」と選択できるように話すと
子どもは「こっち!」と選びやすくなります。
遊びが見つからない子どもに対しては「何する?」と聞くよりも
「積み木とおままごとどっちがいい?」と聞いた方が
遊びに入りやすいですよ。
⑤尊重する
乳児も一人の人間です。「子どもだから」という考え方は
やめましょう。「○○をお願いね」と子どもに対しても
お願い事を伝えると、案外子どもは張り切ってやってくれます。
やってほしいいことやお手伝いなど、
子どもを一人の人間として扱って、話しましょう。
⑥理由を伝える
一方的に「○○やって」「○○はしちゃだめ」と言われても、
子どもはなぜそれをするのか、なぜしてはいけないのかが
分かりません。「○○だから、○○しようね」と理由を添えて
話すことで、子どもは納得して行動に移すことができます。
⑦見通しを伝える
突然「○○しよう」「○○行くよ」と言われると、子どもは
気持ちの切り替えが難しく、「嫌だ!」となってしまいます。
「○○したら、○○しようか」とあらかじめ見通しを伝えておくことで
子どもは切り替えが上手にできます。
まとめ
1、2歳児の乳児に伝わりやすい話し方をするためには
子どもの立場にたって、分かりやすい言葉は何かを考えてみる
ことが大切でした。
その具体的は話し方の方法は、
➀気持ちを受け止める
②自分の思いを伝える
③物の気持ちを代弁する
④選ばせる
⑤尊重する
⑥理由を伝える
⑦見通しを伝える
の7つでした。
子どもにとって「受け止めてもらえる」ことは
本当に大切です。その経験によって保育者への
安心感を持つこともあります。
1、2歳児の乳児と関わる機会があった時は
まずは「気持ちを受け止める」ということを念頭に置いて
関わってみてください。