保育士が教える!子どもにちゃんと伝わる3ステップの叱り方
こんにちは、現役保育士のMaoです。
保育学生の皆さんの中には、
保育実習で子どもがいけないこと
をした時に、
どう叱って良いのか分からず
困った経験がある人がいると思います。
「今の場面は叱った方が良かったのかな?」
「子どもの遊び方が良くないな」
と思った時に、子どもにきちんと伝わる
叱り方を紹介していきます。
誤った叱り方をしてしまうと、
子どもに伝えたいことが伝わらないだけで
なく、恐怖心を植え付けてしまったり
信頼関係が壊れてしまうこともあります。
今回お伝えする方法を知っておけば、
子どもに伝えたいことがちゃんと伝わり
楽しく安全に保育をすることができます。
その方法とは
「感情的にならないこと」です。
子どもがいけないことを何度も繰り返す
ことがあると、
ついイライラしてしまうものです。
しかしそのイライラを感情的に子どもに
ぶつけても子どもに伝えたいことは
伝わりません。
子どもを叱るときは常に冷静であることが
重要です。
まず初めに、𠮟るべき場面についてお話します。
【𠮟るべき場面】
➀喧嘩の中で相手に怪我をさせる危険がある時
②大きな怪我に繋がる場合
③ルールやマナーを破っている時
④人を厳しい言葉で傷つける場合
上記の4つの時のように、
他人や自分を傷つけたり
怪我が考えられる場合は叱る必要があります。
ここからは正しい叱り方の3ステップをお伝えします。
ステップ➀
子どもの気持ちが高ぶっている場合には、
気持ちを落ち着かせる
子ども同士で喧嘩をしている時や、
気持ちが落ち着かず危険な遊びをしている時が子ども達にはあります。
そのような時にすぐ叱るのではなく、
まずは気持ちが落ち着くように関わること
が大切です。
また、喧嘩をして怪我が起こりそうな時は
一度子ども同士を離し、怪我を防ぐようにします。
気持ちを落ち着かせる方法は様々あり、
子どもによっても
落ち着きやすい方法は変わります。
別なものに視点が向くように話したり、
優しく抱きしめたり
身体ごと誘導して時間を置くことも有効です。
ステップ②
理由を聞いて受け止める
子どもがいけないことをしているのには
必ず理由があります。
また、年齢的に言葉で伝えられず
友だちを引っ搔いたり
噛んだりすることもあります。
そのため「なんで○○したの?」と
子どもの気持ちを聞き、それが良くても
悪くても「そうだったんだね」と
受け止めてあげることが大切です。
保育者が一度受け止めてあげることで、
子どもは「分かってもらえた」と思い、
次に伝える保育者の言葉が
伝わりやすくなります。
ステップ③
子どもと一緒に考える
「こうしようね」と一方的に答えを出す
のではなく
「どうしたら良いかな?」
と一緒に考えましょう。
子どもが自分で考えてみることを
繰り返すことで、同じようなことが
起きた時にどうすれば良いのかを
少しずつ分かるようになります。
まとめ
子どもにちゃんと伝わる叱り方について
お話ししました。
叱る場面は
➀喧嘩の中で相手に怪我をさせる危険がある時
②大きな怪我に繋がる場合
③ルールやマナーを破っている時
④人を厳しい言葉で傷つける場合
の4つでした。
叱るときの大切なポイントは
感情的にならないことでした。
子どもを叱る3ステップは
➀子どもの気持ちが高ぶっている場合には、
気持ちを落ち着かせる
②理由を聞いて受け止める
③子どもと一緒に考える
でした。
上手に叱ることで安全な保育ができ、
子ども自身が自分で考えられる子になります。
叱る場面になり、感情的になりそうな時には
深呼吸をし、冷静になって子どもに関わるようにしましょう。
感情的にならなければ、ちゃんと子どもに伝えることができます。